リノベーション
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- 山野の家・築90年の古民家再生
山野の家・築90年の古民家再生
嘉麻市
- 家族構成
- 夫婦、子供2人
- 構造規模
- 木造2階建て
- 用途
- 住宅
- 延床面積
- 199.6㎡(60.38坪) 1階床面積:154.5㎡(46.74坪) 2階床面積:45.1㎡(13.64坪)
- Photograph
- Toshihisa Ishii
- FORZAコメント
- 2015年夏に土地探しからの家づくりサポートをお申込みいただき、家づくりがスタートしました。
当初は古民家を改装するか、土地を買って新築を建てるかで迷われていた建て主様ご夫婦でしたが、土地・物件探しをしていくなかで、本当に自分たちが暮らしたいスタイルが何なのか、徐々に明確にしていかれたのだと思います。 私たちもいっしょに何件か売地や中古住宅を見に行き、とうとう「これは!」という物件に出会いました。それが、この築90年の古民家。第一印象はジブリ映画に出てきそう! とても存在感がある古民家でした。
リノベーションを施してこの家に暮らす方針で決定した後は、設計士とともにプラン作りに励むこと数か月。建て主様ご家族4人には広すぎる既存の建物を機能的で使いやすく、また、夫婦が好きなテイストに包まれた心地良い空間に作り変えることがテーマでした。
家づくりサポート開始から1年7か月。完成したお住まいは、昭和初期のノスタルジックな趣を残しつつ、内部はセンスを感じる色使いやこだわりの素材使いで、若いご夫婦ならではの感性が生きている空間に仕上がりました。お家にご招待したご友人や知人の方々の評判も大変良いそうです。
完成して暮らし始めたあとも、広いお庭の手入れや薪ストーブの薪置き場づくりなど、まだまだやることはいっぱい! 大変です、と言いながらも、どこかワクワクと楽し気な奥様の笑顔が印象的でした。住むということを、どうぞ心から楽しんでくださいね。 閉じる - 建築家コメント
- のどかな筑豊地域に建つ、築90年の古民家再生計画です。
この古民家が建つ440坪の土地を購入されたのは、小さなお子様がいるご夫婦。
古民家を再生し、自分たちらしい家を、とのご希望でした。
まず、建物の状態の確認と耐震診断を行い、断熱材の充填、開口部の断熱・気密化、壁・基礎の耐震補強、2階の一部を減築して採光を確保するなど、古民家特有の「寒い、危ない、暗い」を解消することから計画しました。
プランニングは、広すぎる間取りをいかに使い易くするか、古民家らしさを生かした空間を思案しました。
使いやすさは回遊性、裏動線・表動線を明確化することで向上させ、東西に抜ける13mの空間は、高低差をつけながら和室とLDKを一体化することで、空間の抜けと広がり、古民家の力強さに包まれるようなプランとしました。
インテリアでは、既存の建具や欄間、床の間の設えなど、昭和初期の素晴らしい意匠を出来る限り再利用しています。
施主の希望「サーフハウスと古民家の融合」というテーマは、波風で風化したような古材やアンティークレンガなどを、バランスを取りつつ組み合わせることで、90年続く古民家の圧倒的な存在感と、今の時代の施主らしいテイストを調和させました。
新築では作れない、純和風でもない、昔と今が融合した家です。 閉じる
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