新築一戸建て
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行橋の家
行橋市
- 構造規模
- 木造平屋建て
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 602.36㎡
- 建築面積
- 124.45㎡
- 延床面積
- 113.11㎡
- 建築家・設計監理
- 福田 哲也(アーキタンツ一級建築士事務所)
- Photograph
- 石井紀久
- 建築家コメント
- シンプルな平屋を計画福岡県行橋市の郊外、行橋ICに程近いのどかな田園風景が広がる地域にこの住宅は計画された。施主は元々関東出身で、職場は北九州市内であるが、犬とのんびり暮らせる住環境を希望し、この地を選ばれた。
施主と一緒にこの土地に立ったとき、のどかな田園風景はさることながら、北西に鎮座する平尾台と敷地前公民館脇のご神木のような樹木とのバランスがすばらしく、この景色を眺めるシンプルな平屋を計画することが最初に決まった。
庭との関係をより近くする仕掛け本計画は敷地が180坪とゆとりがあり、 どのように建物を配置するかが重要な鍵であった。景色を眺めるメインのリビングはなるべく南側に寄せて北側にドックランを兼ねた庭を配置し、庭越しに平尾台を望むことを考え、 そのリビングまでのアプローチ(廊下)に沿わせて、 各室を設えた。
その結果、 建物はL型の平屋形状となった。 アプローチ、 リビングの軒下には濡縁を設け、 平尾台を眺める縁側であり、庭との関係をより近くする仕掛けとした。
ゆるやかな玄関までの動線次に、 道路沿いに駐車場を配置しているが、 リビングからの眺めに車が視線に入らないように、前面の公民館と程よい目隠しになるように、 高さも検証した上でRCの塀を設けた。
敷地形状から道路と建物配置の角度がずれている為、 その塀は玄関先にそのまま差し込まれたような形状になっていて、門扉は無く、 ゆるやかな玄関までの動線を実現している。
外部内部の繋がりを意識した空間づくりL型プランは、 内部に居ながら外部(屋根、 軒先、 外壁)を眺める(感じる)ことが出来て、 建物内部も勾配天井にして、形態そのままを感じられるようにし、 外部内部の繋がりを意識した空間づくりを心がけた。
またリビング奥のCB積の壁裏、 少し段を上がった場所に書斎があり、 平尾台と田園風景が眺められるように隅を切取る形で窓を設け、 ご主人の特等席とした。 その下部は基礎土間を利用した犬小屋があり、 犬にも家族の一員として、 よい場所を確保することが出来たように思う。 閉じる
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