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アーバンライフを楽しむ

福岡市中央区

家族構成
一人暮らし
構造規模
マンション(SRC造)
用途
専用住宅
延床面積
83.67㎡(25.31坪)
建築家・設計監理
福島建築設計一級建築士事務所 福島智子
施工
archisan 城戸孝史
Photograph
harigane yousuke
FORZAコメント
長く住み慣れた街を離れ、このけやき通りに新居を構えることを決意されたK様。
緑地に囲まれた環境に相応しい、シンプルで上品なデザインに期待して、福島建築設計の福島智子さんを設計のパートナーに迎えられました。

設計中は長崎のご自宅でお打ち合わせをし、想い出の品の数々、それにまつわる懐かしいお話、そして今の暮らしぶりから、次の暮らしのヒントを丁寧に拾い集めて参りましたね。

福島さんの故郷も長崎であることから、お打ち合わせは毎回、地元の話に花が咲き・・・思わず時間を忘れて、稲佐山に沈みゆく夕日にハッとなったことも、1度や2度は有りましたでしょうか。

何せ素敵な想い出の品が多く、しかし新居に入る物の量は限られているため、持っていく物・持っていかない物の整理に、心と時間をたくさん使った設計期間でした。

断捨離は、単に「必要なものと不必要なものとを仕分ける作業」とも言えますが、それ以上に・・・忙しい日常の歩みを止めて、今の自分を形作っている大切なピース一つ一つにゆっくりと向き合う、そんな【時間】としての価値があると思います。

今回のリノベーション・転居に伴う福島さんとのお打ち合わせの時間も、これからの大切な「アーバンライフ」を支える1つの大きなピースとなっていてくれれば、それはとても素敵なことです。

さぁ、新しい地で、これからどんな人生を楽しんで参りましょう。
願わくば、それが知らず知らずの合間にも沢山の人に囲まれたカラフルで、ちょっぴり賑やかで、ヘルシーな暮らしでありますように。 閉じる
建築家コメント
人生前半は子供たちもそれぞれ家庭を持ち一区切り。
人生の後半は故郷福岡に戻られて、新たなステージでの暮らしを決意された方のマンションリノベーションです。

普段使いのリビングとワンルームで繋がりつつも程よく目隠ししたベッドルーム。
ひとりでの暮らしやすさを意識しつつも、来客にも困らないような間取りに変更しました。
お孫さん達を連れて帰省されるご家族の為に、ふたつに分けても使えるゲストルームも用意しました。

リビング出窓から見下ろす欅の並木が美しく、その出窓の景色が引き立つようにチーク材の押縁、逆光の効果を活かした落ち着きある壁色、素材感あるカーテン生地などを組み合わせ上質な額縁を造るようなイメージで壁面を造りました。

緑多い環境に恵まれながら福岡中心部での新たな暮らしが楽しめることを願い設計させていただきました。 閉じる

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