6月21日(日)に開催した、「建築家自邸見学ツアー」
午後の部は、都市部に建つ住まいの例を見学に、大石和彦さんのお宅へ。
■大石邸
6月21日(日)14:00 大石邸 (福岡市早良区)
■設計した人:大石和彦建築アトリエ 大石和彦さん
モダンで格好よく、はっきりしたコンセプトが特徴的な大石さんの住宅。
イベントでご一緒するのは初めてなので緊張しながらもわくわくして、開始時間まで待機。
コンクリートと鉄骨造からなる混構造の3階建て。一階にアトリエを併設されています。
らせん階段を登ると「わぁ、すごい!」と皆さんから感動の声!
高い吹き抜け、すてきなインテリア、リビングの壁に開けられた小さな穴からは
外からの光が、青や緑にキラキラと舞って宝石みたい♪
まわりを高いマンションに囲まれた環境でどう建築するか、どう暮らしていくかということの答えが
大石さんのお住まいを形づくっていたように思います。
「窓から見えるものが向かいのマンションの壁なら、透明な窓はロールスクリーンやフィルムで景色をぼかしてしまえばいい」
灰色の味気ない壁、こんがらがった電線、その他美しくない諸々が暮らしの中に侵入してくるのは、
都会にある住宅の宿命と思っていて、それには閉じてしまうしかないと思っていた素人考えを
バコーン!と砕かれたような思いがしました。
実際、イベントの間1時間半ばかり過ごさせていただいたリビングダイニングでは、
外の余計なものは目に入らず、自然光だけでほどよく明るく、ほんとうに気持ちの良いお住まいでした。
大石さん、ありがとうございました!
来週はいよいよ最終回
ローコスト住宅の失敗談?を語って下さる松野尾さんと、
シャープで格好いいコンクリートの家に住まう高田さんの自邸見学です。
引き続き、当ブログで紹介していきます。つづきはこちらからどうぞ!