住宅の部材の経年変化や、建築家が建てた住宅のプランの工夫や設計コンセプトを見て聞いて、将来の家づくりに役立ててもらいたいという構想からスタートしたイベント「建築家自邸見学ツアー」この日でとうとう最終回です。
6月28日(日)午後。
今回、木造・混構造と見学をしてきましたが、最終回、〆はコンクリートの家!
高田宏明アトリエの高田さんのお宅を見学に行きます。
■高田邸
6月28日(日)14:00 高田邸 (福津市)
■設計した人:高田宏明アトリエ 高田 宏明さん
”コンクリートの家”と聞くと、硬い、冷たい、寒い・・・素材そのもののイメージだけが強くありませんか?
高田さんのお住まいは、アトリエと住宅が別棟でふたつ並んだかたち。
断熱材や仕上材がなく、本当にコンクリートの塊そのものなのですが、一歩入ると・・・不思議と懐かしい感じ。どうして?
高田さんに尋ねると、コンクリートの家といっても、建具や一階の天井部分など、見えるところに木を使っているからあたたかみが感じられるとのこと。
カーテンも、ブルーやオレンジのグラデーション・カラーのもので、灰色の壁に、あざやかに色彩をうつしていました。
また、建物のかたち自体も深い庇があるなど古い民家を模しており、高田さんのご趣味の器やすてきなインテリアと相まって、コンパクトで上質。とても落ち着く空間です。
さて、今回の建築家自邸見学ツアー。
最多で4物件見学いただいた、H様からは「木造、鉄骨造、コンクリート造と、様々な家を見比べることが出来て、勉強になりました」と感想をいただくことができました。
また、他のお客様からは、「メンテナンスや材料選びの良し悪しがいまいち分からなかったけど、建築家自身から詳しくメリットとデメリットを聞けて、分かりやすかったです」という感想もいただきました。
フォルツァの家づくりセミナーは、次回は秋頃の開催予定です。
自分らしい家づくりをしたい方が ”本当に知りたいこと” をお届けします。お楽しみに!