
全員参加の「竣工検査」中です。
2015年8月に上棟式をおこなった、宗像市のH様邸。
今年1月に、晴れてお引渡しとなりました。
設計:アミ環境デザインさん
施工:原口建設さん
サポート:FORZA
H様邸は パッシブソーラーシステム「そよ風」を導入した住宅で、
そのため建物の内部には高い吹き抜けがあります。

リビングの様子。
こちらの写真はリビングから南の方のお庭を向いた時の写真。
冬特有の低い位置からの日差しがたっぷり入りこみ、
とてもぽかぽか。リビングからダイニングの方まで、ぐーっとお日様の光が入ってきます。
ちょうどここの敷地は南側のお庭のスペースが広く、その先も畑になっているので
あまり外からの視線は気になりません。
庭造りはこれからやっていくそうです。

ダイニングの足元まであたたかい。
でもこんなに日差しが入ってきて、逆に夏は暑くないのでしょうか?
そこは、【軒(のき)】が重要な役割を果たしてくれます。
この軒の出方等を設計段階で検討し、夏の高い位置からの強い日差しはカットされ、入ってこない仕組み。
軒ってほんと素晴らしい!

住宅を愛する建築家は、軒好きが多いんですよ♪
”日差しを取り込む窓” というと、明るくて、開放的で、日差しが入って暖かいイメージですよね。
家を建てようとしている建て主さんの要望としてこれ、とっても多いのですが、逆に、直射日光が強すぎて(明るすぎて)カーテン閉めっ放しとか、案外床の日焼けが激しいとか、ハイサイドの窓の掃除が結構大変とか、気をつけないといけないこともたくさん。
初めての家づくりでは、どこをどんな風に気を付けた方がいいのか。
そのためにフォルツァでは、A4紙・4枚の設計時チェックリストと、私たちのアドバイスを用意しています。
明るさや暑さ・寒さは、その敷地の状況とか、住む人の感覚によって変わってくるので、「ここに窓が必要だよ」→「はいどうぞ」と間取り図にカンタンに落とし込むのではなく、よく設計者と打ち合わせをされて、良いところ・気をつけないといけないところを確認して、満足度の高い家づくりをぜひやっていただきたいなと思います。

網田さんの設計する住宅は、どれも存在感があっていいですね!