今月初旬に、N様邸の上棟式が行われましたよ。
この日はあいにくの雨。
肌寒く、足場も悪い中、職人さんたちが高い場所に上って作業されています。
N様邸の上棟式では屋内に祭壇を設けて、現場監督から祝詞をあげていただきました。
工事の無事と、家運繁栄の願いを込め、全員で祈念いたします。
ところで上棟式って、施主は何をすればいいのでしょうか?
家づくりサポート中のお客様からもこういった質問をよくいただきますので、ちょっとそのことをお伝えしたいと思います。
上棟式とは、基本構造(柱、梁など)が完成し、棟木が上がるときに行われる儀式のこと。
工事が一区切りつき、これからも無事に建物が建つようにと願う祭祀です。
それから、上棟式とセットで行われるのが、「直会(なおらい)」。
お施主様が、上棟式のために総出で集まってくれた職人さん方の労をねぎらい、おもてなしをするイベントです。
直会を行う場合、上棟式をお昼前に終えたら、昼食代わりとして、お施主様に仕出しのお弁当と飲み物をご準備していただきます。
事前に工務店さんと打ち合わせをされて、現場には椅子やテーブルを準備してもらいましょう。夏や日差しの強いような日には日よけのブルーシートを屋根に貼ってもらうとよいですね。
また、季節によっては食中毒が怖いですよね。そういうときは弁当や飲食物は避け、日持ちのするお土産を持って帰っていただくこともあります。
もちろん、ご祝儀は欠かせません。その準備(どなたにいくらくらい用意すればいいのか、など)に関しても相談して決めてゆきます。
それから最近の直会では、ほとんどお酒・ビールの類は出ないそうです。飲酒運転を未然に防ぐためですね。
また、一部の地域では、まだ餅まきも普通にやります。
餅まきをやる際は、子供たちにぜひ参加してもらいましょう♪ とっても盛り上がること、間違いなしです。週末か、平日なら学校が終わる4時くらいがいいかもしれません。
餅のほか、余裕があれば、お菓子の袋(100均やコストコで買えるようなミニサイズのお菓子を、小さな袋に詰めておく)もたくさん用意してみましょう。
事前に町内会長さんや隣組長さんがいらっしゃるようなところならお声掛けしておくと、ご近所さんに一気に広めてくださって、たくさん人が集まってくれたこともありました。
・・・ちょっと長くなってしまいましたが、このような感じです。
家づくりの節目をみんなで喜び、お祝いする絶好の機会なのです。