昨年の夏に、コンペで建築家を決められたA様。
当ブログでもその様子をご紹介しました。(こちら)
住宅は、都市部の狭小地に建つRC造3階建て。
その後、アーキタンツ・福田氏と設計監理委託契約を交わし、プラン打ち合わせがスタート。
したのですが…
今年の夏に基本設計を終えられ、間取りや主な仕様は決定したものの、
見積の金額と予算となかなか折り合わず、
今は細かい部分の金額の見直しを、福田さんといっしょに頑張っていらっしゃいます。
11月中旬、A様ご夫婦と、アーキタンツ・福田氏、原口建設の原口社長がフォルツァに来社され、
我々も同席して、減額案検討の打合せを行いました。
福田さんが工務店さんと打合せをして作成した減額項目リストは、十数項目にもおよびます。
それをひとつずつ、減額を認めるか・現状のものを残すかを施主みずから決定していきます。
減額案検討って、どういう部分の見直しをしていくのでしょうか。
今回の場合、木製建具、ガラスやサッシ、仕上げ、塗装工事などが見直すべき項目としてあがっていました。
また、キッチンや薪ストーブは高額なものなので、メーカーさんともう少し打ち合わせを行うそうです。
福田さん曰く、「印象を変えずに、金額を下げる」 作業とのこと。
欲しいもの、必要な性能のものを一気にやめてしまえば、金額は簡単に下がりますが、
デザインの美しさも、お施主様の満足度も同じように下がってしまいます。
そこのところの、ちょうどいい頃合いを見計らう打合せ。
時間をかけてでも、あとで「こんなはずじゃなかった!」がないように
私達もA様のとなりでアドバイスをさせていただきながら、この日の打ち合わせを終えました。