建築家コンペをおこないました
お施主様からのお題は『Swing & Easy House』音楽とたくさんの本に囲まれた、くつろぎの空間。
計画地の南側に神社の大きな森があり、ちょっとしたパワースポット的な場所ですが、その分、日照や山側からの雨水経路などの心配もあったので、検討してほしいとのリクエストがありました。
今日最初の建築家は、DABURA.iの池浦さんです。
タナカベノイエ
壁のあいだに生まれる大きな空間と小さな空間
8本のカベから作られるこの家は『一本の大きな木の下で、木洩れ日を感じながら生活する。』というイメージから提案されました。
家の中にはたくさんの棚があり、外から見ると、まるで図書館?と思ってしまうような、お家でした
二番手はMO・Architectの尾方さんです。
敷地の植生から建物位置のヒントを得た家づくり
敷地内の野草には、湿地を好む植物や日当たりを好む植物などの棲み分けが見られたことから、建物の水気(湿気や雨水)のコントロールと日照の確保などをする為に、植生を生かした建物配置の提案がされました。
植物から色々な情報が得られることを教えてもらい、お施主様も『なるほど~』とおっしゃっていました
3人目は高田宏明アトリエの高田さんです。
~庇を巡らせた回廊 と 家の中心をつくる~
家の中心に大きなリビングが設けてありました。
家の周囲には、庇を巡らせた半屋外の空間(回廊)をつくり自然の風雨や直射日光から建物を守ったり、くつろぎの場所として使用できるような空間の提案をされました
コンペが終わって、お施主様は「こんなに違う家の提案がされるとは思いもしなかったので、選ぶのに悩みます…」とおっしゃっていました。
ちなみに、今日提案してくださった3名の建築家は11月のイベント「九州建築家バトル2011」に参加される方々です。建築家コンペに興味がある方は、ぜひご来場ください。
公開コンペや同じ土地に15人の建築家がプランを出し合い一位を決める!といった建売企画などが盛りだくさんです。
ぜひ、投票に参加して『あなたならどの家に住みたいか』を決定してください