5月に地鎮祭を行った、S様邸新築工事。
現在は基礎のコンクリート打設が一段落して、養生している期間です。
先日、外壁の色決めを現場で行うということで、間近に迫った上棟式の事前打ち合わせもかねて、私たちも伺いました。
夕方、お施主様ご夫妻、設計の大石さん、施工・溝江建設の小鶴さんが集合。さっそく、サンプルを一列に並べて、色味を確認します。
写真は、外壁を構成するガルバリウム鋼板(上段)とジョリパット(下段)という2種類の素材を並べてみたところ。
ジョリパットのサンプルは、白からベージュ、茶色までの幅広いものを、ガルバリウム鋼板は数色を持ってきていただきました。
例えばベージュの中でも、「青みのベージュ」や「黄みのベージュ」、他にも「緑が少し入った」のとか「パープルが少し入った」のとか微妙に色が異なります。
こうやって並べてみると一番わかりますね。
S様の場合、真っ白というのも違うみたい。あまり”和風”過ぎても、”モダン”過ぎてもダメ、という感じです。
サンプルを組み合わせたり、光の当たり具合などを変えてみたり、大石さんのアドバイスも受けて、ご夫妻で3色を選ばれました。
今日選ばれた3色については、次回、溝江建設さんに【大きめのサンプル】を作ってもらい、それから更に検討して最終的に決めることになります。
色決めって迷いますね。
特に外壁は住宅の顔。街並みの一部にもなるので、実際、決めきれない!となってしまうかも。
私の自宅(「おとてっぽうの家」)のときも、当初イメージとしては別の色(明灰色)があったのですが、最終的に建築家の尾方さんにお任せしたら黄色系の色になりました。
実は「ちょっと可愛くなりすぎないかな…」とちょっと不安だったのですが、完成してみたら、軒天や木建の色や周辺の緑ときれいに調和して、大満足!
とても気に入っているので、住み始めてから家の中だけでなく、外壁などもよく観察するようになり、掃除をしようとか、窓をきれいにしようとか、お手入れをやる気持ちが自然と湧いていきます。
S様邸も、まだまだ工事は半ばですが、完成してお二人にとても満足していただける家、お手入れして大事に住んでいこうという気持ちが起こる家になってほしいと思います。
設計:大石和彦建築アトリエ
施工:溝江建設
サポート:フォルツァ