唐津市にて計画中のN様一家の家づくり。
昨年8月にKocohi空間の西岡さんと設計契約を交わされてから、およそ半年が経ちました。
設計契約後、11月下旬には基本設計が完了し、2月までは実施設計期間でした。
その後、N様は相見積もりを希望されましたので、工務店3社に見積もりを依頼することに。依頼先は福岡市内の2社と、佐賀県の1社。
3月はじめにすべての見積書が揃いましたので、先日フォルツァで確認のための打ち合わせを行いましたよ。
設計の西岡さんに3社分の見積書の精査(見落としがないか等)と比較表の作成を事前に依頼しており、この時の打合せではそれをもとに説明をしてもらい、N様ご家族にどの工務店に依頼するか、最終的に決定していただきました。
同時にフォルツァからも、N様のご希望に応じて資金計画/支払計画/スケジュール把握等のサポートをさせていただきました。今後は工事契約内容の最終確認のために、工務店を交えてあと1度打ち合わせをし、いよいよ4月下旬に地鎮祭と工事請負契約を行うことに決まりました。
N様邸の場合、見積金額と予算との差額がさほど大きくなかったため、スムーズに次へ進めることが出来ましたが、百万円以上など大きく差がある場合は、金額調整をしないといけません。
調整はVE(Value Engineering)、つまり設備や部材の品質は下げずにコストのみを下げる方法が一般的。建築家が減額案のリストを作り、その中から建て主さまが認める/認めないを決めてゆきます。VEでも下げられないときは、あきらめるということも考えないといけません。
一度選んだものを変更したり、止めたりする作業は建て主さまにも、たぶん建築家にも、気持がちょっと萎んでしまうような場面ではありますが、この時にこそ「家づくりにおいて何を大事にしたいか?」を考えていただきたいなと思います。